命の基準 追記あり
以前、福島県が圏内動物の救助を行ったとき、保護するかしないかは、慣れているか、もしくは、首輪をしているか、で決める。と、いう話を聞きました。

そのとき、同じ命に優劣をつけるのか?と、怒りを覚えました。それは、県が行う動物救助に、差別があってはならない。と、私は、考えていました。

私は、福島第一原発警戒区域に行きました。そこで、亡くなっている犬や飼い主が突然いなくなり、呆然と道を歩く老犬も見ました。同行していた人は、捕獲できず逃げる犬を見て、寂しそうに「助かるのに・・。」と、つぶやいていました。また、現地で頑張って餌をあげ続けている人は、幸運の犬と、私たちが保護できたことを、自分の飼い犬のように喜んでいる姿も目にしています。それだけ、私が、警戒区域に入った三月、四月は深刻を極めていましたが、現在は、ボランティアさんの必死の活動の成果もあり、助かった命は、2000を越え、国もようやく動いてくれました。

震災後の三月末、あの警戒区域に保護に向かう時、後方支援をしてくださる、ねこひと会様にどんな境遇の猫でも救ってきてください。と、声をかけられできるだけの猫を保護してきました。確かに、現在は、どの団体様もシェルター不足で震災当初とは、違うと思いますが、それでも、慣れている子、なれていない子、首輪の有無は関係なく、保護してくださっていると思いますし、そのことは、現在、預かりもできない、私が口を出すことではないとは、重々承知しています。承知の上で、優劣をつけられた命に疑問を感じています。

一度、捕獲器に入った猫を、リリースするにしても、今後のことを考えると手術だけでもしていただければ、ほんの少しは、理解もできるのです・・・。なぜ、瞬時に判断しリリースしたのか・・・。放たれた場所は、猫にとっての最良の場所だったのでしょうか。詳しくは書かれていませんでしたが、あの美しい大地の福島県で、人の手も借りず、餌だけをもらって野原を駆け回っていた猫は、外の環境が幸せですし、私も理想だと思います。でも、現在、あそこは、餌をくれる人もいない、雪が降る福島第一原発警戒区域です。震災前とは、まったく違う場所だと私は思います。

放たれた猫は、あの極寒の地で生きて、春を迎えることができるのでしょうか。
ご飯を食べることはできるのでしょうか。


批判をするつもりは、毛頭ありません。
ボランティアさんのご苦労を考えると、仕方がないのかもしれない。また、今回の公益立ち入りの基準にされているのかもしれない。それに、ここまで、事態を悪化させた責任は、東京電力であり、国であるのもわかっています。でも、たった一頭の猫のことが、私の頭の中を駆け巡ります。寂しいし、かわいそうですし、今後の猫の境遇を考えると悲しみで一杯です。

我が家にいる猫たちと同じ命、放たれた猫の命が、どうか、繋がり春を迎えられ、再びのチャンスが巡ってくる事を祈ります。



*圏内から保護した動物は、シェルターに連れ帰り管理するという条件がついており、放たれた猫は、里親が無理だという理由で、リリースされたようです。う~ん。「彼らの命も私たちの命も、同じです。人は人が救いますが、彼らは人しか救えません。みんな、飼い主が来るのを待っています。飼主の元へ送り届けましょう。」と、HPに書いてあるので、飼い主のいない子達は、保護しないつもりなのかもしれませんね。でも、どうやって判断するのだろうか??猫だって理不尽にも捕獲器に突然入れられれば、パニック起こすし・・・。うちの子達だって、引越しするときどうしても捕まらなくて、捕獲器を設置して捕まえたとき、大パニックだったし・・・。それに、こんなにも名文で、人しか救えない。同じ命って書いてあるのに・・・。
[PR]
by santakawasaki | 2011-12-17 11:15 | 日記
<< 犬猫救済の輪さまの里親会 圏内立ち入りの4団体 >>



 santaの家猫、保護猫、活動のブログです。メール⇒santakawasaki@cat.email.ne.jp  
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
カテゴリ
最新の記事
福島原発20キロ圏内の犬猫を..
at 2013-12-31 07:57
頑張ってます。
at 2013-10-29 05:43
訃報
at 2013-09-02 06:30
はっちゃん、ガンと闘う。
at 2013-07-31 21:36
はっちゃんの病状
at 2013-07-17 21:36
ブログパーツ
以前の記事
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧